平成23年初午会
寶林稲荷の由来
正定寺のお稲荷さんは、享保2年(1717)(300年前)に正定寺第八世住職の寛道崇廣和尚さんにより建立されました。
禅宗では寺院の鎮守さまとしてお祀りされています。
このお稲荷さまの正式なお名前を「寶林荼吉尼白晨狐王菩薩(ほうりんだきにはくしんこおうぼさつ)」と云います。
その菩薩様は、「巾着」に姿を変えてお祀りされています。
嘉永3年(1850)(167年前)の「正定寺年中行事」に『二月初午之日小豆飯添菜献膳之事』と記されています。
現在お祀りされている場所は、お稲荷様のお堂が建っていたので、今でも「堂屋敷」と云う地名です。
本年の初午は3月16日でしたが、21日のお中日に彼岸の法要と一緒に「初午法要」を致しました。
普段は稲荷堂に安置されている「寶林荼吉尼白晨狐王菩薩」は位牌堂に移動され法要を終えたあと
元の稲荷堂に安置されます。
この日は位牌堂へ安置されて法要が営まれました
正面の鏡の前に「巾着」があります。この巾着が菩薩さまです
法要後には元の稲荷堂へ安置されます